L.T.は特殊部隊で指導官だった頃を思い出し
ていた。鋭いナイフで敵の殺し方を教える。
生徒の兵士達の中にハラムもいた・・。 |
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唯一愛する女性、アイリーン(レスリー・ステ
ファンソン)に「一緒に逃げよう」と誘うハラム
だったが、彼女もハラムの正体を知らなかった。 |
アイリーンの存在を割り出したアビーたちが
急襲するが、一瞬の差で取り逃がしてしまう。
残されたハラムの所持品を調べたL.T.はショ
ックを受ける。行方のわからぬL.T.に宛て彼
は何通もの手紙を書き綴っていたのだ。
「もう限界だ」「正気が失われていく」「話し
たい」 「あんたは父親だった」-----ハラム
の心の叫びは出口を失い、いつしか狂気の
渕へと追い詰められていったのだ。 |
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オオカミは大都会に逃げこんだ。事態は最悪だった。FBIも軍もSWATも歯が立たず、この先
何人の犠牲者が出るかわからない。 |
部下を殺されて取り乱すアビーを残し、L.T.は
たったひとりの追撃戦にうって出る。 |
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足跡を追い、鼓動に耳を澄まし、都会を抜け、
崖を登る。一方のハラムもL.T.の怖さを知り
尽くしている。人ごみに紛れ、山に潜み黙々と
武器を作り、ワナを仕掛ける。 |
それはタフな肉体戦であり、高度な心理戦
でもあった。それは互いの実力を認め合った
男たちの聖域だ。もはや誰も手出しできない。
オオカミ対ハンターの全てを賭けた闘いが
始まった-----!! |
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