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 ≪朝日新聞・夕刊 1995年7月5日掲載≫

「役に敬意持って向き合う」

トミー・リー・ジョーンズが初来日

 米国の俳優、トミー・リー・ジョーンズが初来日した。出演作が相次ぎ、「逃亡者」の連邦捜査官役では
アカデミー助演男優賞を受けた実力派だ。渋い役柄が多いが、公開中の「バットマン・フォーエバー」では
漫画の世界のキャラクターを派手に演じて、これまでとは違う顔を見せている。


「逃亡者」「バットマン」で好演

 「漫画の悪役なんて、と思い、最初は、よく考えないで断ったんだとジョーンズは話す。

「でも、11歳の息子がやってほしいと言うので考え直した。息子や彼の友達にとって、バットマンは、とても大事な存在だと気付き、役に興味を持ち始めた。世界中の子供に喜んでもらえる役ができるのは魅力的ですよ。」

 演じた「トゥー・フェイス」は、元は検事だが、顔半分に大やけどを負ったことで、普通と邪悪、2つの心を持つようになった男。バットマンと敵対し、悪行を続ける。

 「この作品の登場人物は、トゥー・フェイスに限らず、だれもが二面性を持つ。昼は実業家のウェインが夜はバットマンになり、研究者のニグマが(もう一人の悪役の)リドラーになる、といった具合にね」

 「しかし」と続けて、「二面性は重要な要素ではあるが、その意味をあまり深くとらえるべきじゃないとも思うよ。とにかく、漫画なんだから」

 1946年生まれ。舞台の経験も豊富で、よく響く、張りのある声が印象的だ。

 映画では、「天と地」「沈黙の戦艦」「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」「依頼人」「ブルースカイ」と、タイプの違う作品が次々と公開されている。ハリウッドで最も精力的に活動している俳優の一人だ。

  「一つ一つの役に敬意を持って向き合い、演じているつもり。とにかく仕事が好きなんだ。生活の糧でもあるし」

 「逃亡者」の連邦捜査官でオスカーを得た時は、「自分の仕事が『証明された』ような気がした」という。

* 記事ご提供:ヒデ丸さん

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